この度、一般社団法人の応援サイトを開設することになりました。
今後、このブログではよくいただくご質問や、一般社団法人に関する情報などを中心にご案内してまいります。
さて、第1回目は非営利法人でも決算をするのか?です。
株式会社などと同様に儲けるための商売を行う法人を特に「普通法人」と呼び、
株式会社同様年一回、決算時に決算、申告、納税を行いますが、
儲ける商売を行わない、公益、公共活動を行う法人は「非営利法人」として、税制の優遇があります。
非営利法人になるためには形式要件(こちら)を満たす必要がありますが、
この場合、法人税の申告がなくなる=決算が要らない。ではありません。
申告をしない場合でも毎期、会計帳簿はつけます。
決算とは会計を一定期間でまとめ、次の期へ繰り越す作業ですから
会計処理をする以上、決算は必要になるのです。
そのため、非営利法人をお受けする場合でも決算報酬は必要になります。
なお、免除されるのは法人税、法人税に連動して発生する事業税等や法人住民税のうちの一部のみです。
法人住民税には利益に関係なく発生する均等割と呼ばれるものがありますが、
これは非営利法人も負担しなくてはいけません。
この場合、非営利法人の業績は関係ないので、決算期に関わらず毎年4月に申告、納付をすることになります。