今回のケースのお客様は公官庁への機材の卸売りをご計画でした。
そのためのパイプを各業界にいくつか持ち、名だたる方々と面識がおありでした。
また、急遽法人の設立が必要になりご準備にあわただしくされている際にご相談いただきました。
お客様はお名前の響きから、株式会社よりも一般社団法人の方が仕事がしやすいと
当初より一般社団での設立をご希望でした。
また、各界の面々に理事として名を連ねていただくことで説得力を得て、
営業の後押しになるということでした。
(一般社団法人の運営にかかわる重要事項の決定権は社員が持ちます。
理事は必ずしも最終権限を持ち合わせるわけではありません)
更に、今回は急な設立で資金の準備が間に合わないということもありましたが、
一般社団法人では資本金がいらないため安価に設立することができました。
(株式会社ですと資本金である程度判断されてしまいます。
業態によってはそれなりの資本金でないと信用を得にくいということがあります)
当初資金が間に合わなかったため、設立直後は金銭面で苦労されたようですが、
一般社団法人は基金という形で資金調達することもできます。
結果として今回はお客様の条件に合ったご希望通りの設立ができました。